木魚歳時記第4659話

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 執筆には安楽房遵西、引文照合は証空であったが、中途に遵西を退けて真観代えた。遵西を中途で退けたのは、彼はわが身に能があってこの大任に当たるを得たことのよろこばしさと、増上慢めいた言葉を洩らしたのを法然がにくみたしなめたのであった。
(佐藤春夫『極楽から来た』)1298

       人日に口ひらきたる料理店  人日(じんじつ)

 「ボクの細道]好きな俳句(2396) 野見山朱鳥さん。「鶴を見る洟垂小僧馬車の上」(朱鳥) 「洟垂小僧」とは作者自身のこと? 宮沢賢治さんの世界、つまり、「山猫軒」へと「馬車をあやつる洟垂(はなたれ)小僧」の姿など浮かんでまいります。メルヘンティックな賢治ワールドを楽しみましょう(笑)。

人生は自分持ち 
運命も自分持ち 
(石川 洋)