木魚歳時記第4544話  

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 三月十五日の明け方、屋島を脱出した彼は重代の家人重景、侍童石童丸、舎人武里を伴って阿波結城浦から、紀の川口に着き高野山に至って、さきの家の侍で今は滝口入道の斉藤時頼を訪ねたのはいかにしても牢獄としか感じられなくなったこの世の繋縛(けばく)から脱れるに先立ち出家を志したからである。
(佐藤春夫『極楽から来た』)1185

            西方に極楽浄土今朝の秋  

 「ボクの細道]好きな俳句(2283) 安住 敦さん。「鯛焼のあつきを食むもわびしからずや」(敦) さて 救急搬送(第2回)で、80日余り(2021-5-17~8-2)、第2赤十字病院に再度入院しました。やはり早朝の発作でした。①2型呼吸不全 ②CO2ナルコーシス ③慢性心不全の診断でした。それに「おまけ」も介護2級と進化しました(笑)。ですから、寓居に無事に戻れた時は、心底、本当に嬉しかった(ホッ)。

一損 一徳 
(石川 洋