挙兵後僅かに一年有半、頼朝が地元東軍の地固めや院との外交折衝に空しく日を費す間に、義仲の軍は長躯して、どの源氏よりも早く都に攻め入った。
(佐藤春夫『極楽から来た』)1123
右翼越え大飛球かな山笑う
「ボクの細道]好きな俳句(2214) 松本たかしさん。「大空に唸れる虻を探しけり」(たかし) 「唸(うな)れる虻(あぶ)」とは? 大空という極大と一匹の虻という極小の対比がこの作品の主題です。難しいことですが、極大の中に極小を存在させるような句材を探して見ましょう。
薪は薪 灰は灰
薪は燃えて灰となる
その前後あったとしても
薪は薪であり灰は灰である
(道元禅師)