木魚歳時記第4006話

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(二)六波羅の地は、五条の東、賀茂川の左岸一帯の地で、もとは東山麓の丘陵地帯と思われるから、その地名も或いは「麓原」(ろくはら)ではなかったかといわれ、十世紀以前には、人煙もまれな森林地帯であったろう。
(佐藤春夫『極楽から来た』)679

     また一つ更地となりてそぞろ寒  更地(さらち)

  「ボクの細道]好きな俳句(1753) 秋元不死男さん。「三月やモナリザを賣る石畳」(不死男) 中東あたりのアラビア海に面した石造りの住居には、やはり、石畳(石造りの通路)が似合いそうです。観光客を相手にモナリザ(レプリカ)の像などがさりげなく売られていたのでしょう。

 鹿2  私は、最初、誰か見知らぬ人間が、頭の上に植木でも裁っけてやって来るのかと思った。