主人はかえってその云い分を奇特がって、日常の必需品などを取りそろえさせたのを持たせた従僕をひとり案内につけて、比叡の北谷へ案内させた。
少年が礼をのべて辞し去ろうとするに当たって主人は、
(佐藤春夫『極楽から来た』)301
炊きたての旬の香りや茸飯
「ボクの細道]好きな俳句(1349) 橋本多佳子さん。「蛇出でてすぐに女人に会ひにけり」(多佳子) 多佳子さん作品としては異質の部類にはいるのでしょうか? それはともかく、「蛇穴を出る」(春季)とは、つまり、冬眠から目覚めた蛇が、まず、はじめたことは、それは女人に出会うとは! まるで某氏Sのごときヘビ君がいるものです(汗)