木魚歳時記 第3486話

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   第四章 極楽談義

(一)「お師匠さま」                             と一日、童子は言葉を改めかたちを正していい出した。              「だいぶんたくさんのお経文を読んでいただきましたが、どれにも極楽のことはあまり くわしくは出てまいりませんね。」                       (佐藤春夫『極楽から来た』)188                               (平成21~24年)「足跡(3)」

        春の夜の怪人二十一面相 

 「ボクの細道]好きな俳句(1236) 波多野爽波さん。「折詰に鯛の尾が出て隙間風」(爽波) 鯛の尾がはみ出すくらいですから、おめでたの引き出物の折詰なのでしょう。結婚式は確かにおめでたい。ですから、さかんに賑まわれますが、おひらきの後は妙にしんみりと静かに感じる入る一瞬があるものです。ですから「隙間風」が微妙に効いてきます。