木魚歳時記 第2546話

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 (ナーラカ)序 アジタ仙人はブッダに問う「たとえ阿修羅(あしゅら)との戦いがあって、神々が勝ち阿修羅が負けたときにも、そのように身の毛が振い立つほど喜ぶことはありませんでした。どんな稀(まれ)ごとを見て神々は喜んでいるのですか?」(スッタニパータ)

 ボクの細道]好きな俳句(314) 近藤千雅さん。「教師には向かない男おでん酒」(千雅) なんとなく「足袋つぐやノラともならず教師妻」(杉田久女)の作品を思い出してしまいました。さて「教師には向かない男」とは? それは読者のご想像にまかせます。しかし「おでん酒」で、気を紛らわせている男の姿は浮かんできます。人を育てる仕事、立身出世をめざす仕事、人間らしく生きる仕事、などなど、いろいろ「生きざま」はあるとして、男は、追いつめられると「おでん酒」に逃げるのです。ボクも、そんな「あかん男」のはしくれです。 

        北風がぴーぷー泣いて吹いてくる