木魚歳時記 第2398話

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 (サビア) 師(ブッダ)は答えた「この世において諸々の実践を実行し、有能であって、常に理法を知り、いかなることがらにも執着(しゅうちゃく)せず、解脱(げだつ)していて、害を与えようとする心の存在しない人、かれは(行いの具わった人)である。」(スッタニパータ)

 [ボクの細道]好きな俳句(169) 仁平 勝さん。「踏切りに秋の踏切番がをり」(勝) ただそれだけのことです。ただし、もうこうした風景は見られなくなりました(立体交差・自動踏切化)。合理化の波で「踏み切り番」を置くような踏切はなくなったのです。かって、列車が通り過ぎるときの外は、番小屋の中でぽつねんと時間をすごす踏切番の姿を見かけたものです。あたりには秋の草花が一面に咲き乱れていました。そんな「原風景」が記憶として残っています。

          大仏の螺髪逆巻く熱帯夜 

                       螺髪(らほつ)