木魚歳時記 第2711話

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 (マーガンディア) 師(ブッダ)は語った。「われは(昔さとりを聞こうとしたときに)、愛欲と嫌悪(けんお)と貪欲(とんよく)という三人の魔女を見てみも、彼女らと淫欲の交わりをしたいという欲望さえ起こらなかった。糞尿に満ちたこれらはそもそも何ものなのであろう。わたくしはそれらに足でさえ踏まれたくないのだ。」(スッタニパータ)

 「ボクの細道]好きな俳句(475) 馬場駿吉さん。「わが鬱の淵の深さに菫咲く」(駿吉) ボクは「鬱」(うつ)のことはよくわかりません。しかし、その「ケ」が全くナシとは言い切れません(汗)。ですから「菫咲く」にはホッといたします。「心の片隅にお花畑をつくろう。そこにお花を咲かせ小鳥も遊ばせよう」。どなたの詩(?)であったか忘れました。しかし、鬱の時にはこんな詩がぴったり! そんな気がいたします。 

         陽炎やふつゝり消えた踏切番