木魚歳時記 第2149話

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 (バラモンにふさわしいこと)「かれらは、不淫の行と戒律と正直と温順と苦行と柔和(にゅうわ)と不障害と耐え忍びとをほめたたえた。」(スッタニパータ)

 [ボクの細道] 若狭街道(4 ) 若狭街道を鯖(さば)街道ないし魚(とと)街道と称したのはそれなりの理由があります。それは、若狭(小浜)で水揚げされた生きのいいサバを塩で締(し)め、それからおそらく昼夜兼行で、しかも、山中を徒歩で洛中(京都)まで運ぶという商人がいたからです。すなわち、塩サバの<交易路>であるがために鯖街道と称したのでありましょう。若狭(福井)の商人たちはおそらく、復路、洛中(京)で仕入れた<雅の品>など京の特産物を仕入れ、若狭(福井)に持ち帰って商いに供したことでありましょう。

        清流を眼下におさめ今朝の秋