木魚歳時記 第2107話

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(苦行者に説く)「恥じることを忘れ、また嫌って、われは(汝の)友である。といいながら、しかも為し得る仕事を引き受けない人、かれを<この人は(我が)友に非ず>と知るべきである。」(スッタニパータ)

 ヴェーダ聖典、大乗仏教経典に、しばしば登場する古代インドの神々、すなわち、帝釈天(たいしゃくてん)、夜叉(やしゃ)、阿修羅(あしゅら)、鬼子母神(きしぼじん)、八部衆(はちぶしゅう)、十二神将(じゅうにしんしょう)などは、牧畜・農耕にたずさわる一般庶民にとって、自然の恩恵と脅威をシンボライズ(表徴)した「神」「天」として崇(あが)め祀(まつ)られたことは容易に想像ができます。

       放屁虫ひとり生まれて独り逝く

                        放屁虫(へひりむし)