「詩を唱えて(報酬として)得たものをわたし(釈尊)は食してはならない。バラモンよ(食を得ることは)目ざめた人々のならわしではない。これが、目ざめた人の生活法なのである。」(スッタニパータ)
バラモン教の僧侶たちが、ヴェーダの詩を唱えることで、謝礼として食物などを受け取る習慣があったようです。これを釈尊は否定をされました。但し、後世の仏教教団において「托鉢」(たくはつ)とか「乞食」(こつじき)の習慣が定着いたします。この問題については、先の課題として残すことにいたしましょう。
天山の麓に咲きし青い芥子
芥子(けし)