木魚歳時記 第1947話

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 (釈尊は答えた)「身をつつしみ、ことばをつつしみ、食物を節して過食をしない。わたしは真実をまもることで草刈りとしている。柔和(にゅうわ)が、わたしにとって(牛の)軛(くびき)を離すことになる。」(スッタニパータ)

 バーラドヴァージャの「あなた(釈尊)は、耕し種を蒔いているか」(働いているか)の問いかけは、釈尊に対する一種の挑戦(ちょうせん)とも受け取れます。その挑戦に対して、釈尊は「わたし(釈尊)のなすべきことは、柔和(にゅうわ)であること。」それが「心の束縛を解き放つことになる。」と答えられたのです。

        しんがりのもさもさばさと巣立鳥