木魚歳時記 第1946話

f:id:mokugyo-sin:20140419032749j:plain

 (釈尊は答えた)「わたしにとっては、信仰が種子(たね)である。苦行が雨である。智慧(ちえ)がわが軛(くびき)と鋤(すき)である。心が縛(しば)る縄(なわ)である。気を落ちつけることがわが鋤(すき)先と突棒とである。(スッタニパータ)

 バーラドヴァージャは自身が農耕にたずさわります。しかし釈尊が、軛(くびき)や、鋤(すき)や、突棒を持つのを見たことがありません。そこで、釈尊に「あなたは耕して種を播いてから食おうとされるのですか。」と問いかけたのです。その問いかけに釈尊は上記のごとく答えられたのです。

        蠅生るなむあみだぶつなむあみだ