木魚歳時記 第1924話

f:id:mokugyo-sin:20140328044029j:plain

 ダニアはいいました「妻もわたしもともに従順であります。幸せな人(ブッダ)のもとで清らかな修行を行いましょう。生死の彼岸(ひがん)に達して、苦しみを滅(ほろ)ぼしましょう。」(スッタニパータ)

 さきに、ダニアは「わが牧婦(妻)は従順であり、貪(むさぼ)ることがない」。と述べました。さきに、ダニアは「師の教え(筏)に乗り、激流を克服して、すでに渡りおわり、彼岸に到着している。」と述べました。ですから、ここで大雲が現れ、神が雨を降らせて低地た丘を満たしたとしても、師(釈尊)を敬う気持ちになんの揺らぎも生じないことを示すのです。また「清らかな修行」とは、煩悩(ぼんのう)を解脱(げだつ)するための修行のことを指します。

       亀鳴かせ日本列島改造論