浦島神社
浦島神社（うらしまじんじゃ）は、宇良神社とも呼ばれています。もちろん、『日本書紀』の雄略天皇二二年の条に伝える＜浦嶋子＞すなわち＜浦島太郎＞ゆかりの寺であります。浦島太郎の伝説は『本朝神仙伝』『扶桑略記』（ふそうりゃくき）にも記載されるところであり、平安中期以降、広く民間に喧伝される伝説であります。周辺の新井崎浜（にいざきはま）には、徐福（不死の仙薬伝説）も伝わるところから、海上他界や常世（とこよ）伝承が浦島太郎の物語の根底にあることは容易に想像ができるのでありましょう。この寺には＜浦島太郎＞にまつわる寺宝がいろいろと残されています。延命長寿、海上安全などご利益あり。（与謝郡伊根町・本庄花浜）
涯（はて）もなく終はりもなくて藁（わら）を打つ
