木魚歳時記 第1678話

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  扇風機好き好き好きと押し倒し   小林貴子

 紫水教室では、いろんなことを学びました。俳句の基本はもちろん、作句のコツのコツに至るまで、秀句とそうでない作品を例句として挙げながら、懇切丁寧に繰り返し繰り返し教えていただきました。ところがぼくは、教わる尻から忘れてしまいます。そのことを大黒さんに話すと「お稽古事はみんなそうや。生徒さんがすぐに覚えて上達したら、先生はいらんようになるやんか」。嗚呼。

     金銀瑠璃玻瓈硨磲瑪瑙水中花
     (こんごんるりはりしゃこめのう)