木魚歳時記 第1676話

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 十五より俳諧ぐるひ春火桶   辻 桃子

 新参者の吟旅は思わぬ成果を生むことになります。花巻空港より帰阪する機内で、隣り合わせた先輩から、思いがけない貴重なアドバイスを頂戴いたしました。それは「俳句を始めるなら京鹿子系列の先生が講師をされる<カルチャー教室>に行って勉強をしなさい」。つまり、新参者の醜態を見るに見かねての助言を頂いたのです。これが、その後のぼくの句作活動に影響を与えることになります。

    虎猫も蠅虎も飼ふてゐる  蠅虎(はえとりぐも)