木魚歳時記 第1665話

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  駅降りてすぐに蜜柑の花の中  加倉井秋を

 蜜柑畑と海岸線の狭い傾斜を縫うように鉄道が走っています。無人駅を出ると一面の蜜柑の花の真っさかり。「♪蜜柑の花が咲いている」と、思わずハミングでもしたくなるような風景が広がります。のんびりとローカル線の旅をしながらこんな作品を作りたい。さて、下記の拙句、有馬朗人先生(元東大総長)に先行類句のあることがわかりました。偶然の一致、それが嬉しい。

   脳天に黴の生えたる哲学者