木魚歳時記 第1630話

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   月明るすぎて死ぬこと怖くなる 津田清子

 {世の中に まじらぬとはあらねども ひとり遊びぞ 我はまされる}。あの良寛禅師さまのお歌です。このお歌とくらべることなどおこがましいかぎりです、が、そうです。このぼくは人間嫌い、とまではゆかないとしても、かなりの<好端症>です。ひとり隅っこを占めるのが好きです。金魚のフンみたい連らなるのが苦手なタイプです。「それでもあなたお坊さん」。いつも大黒さんになじられています。

      原林を凍裂音のつらぬけり