木魚歳時記 第1385話

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待ちぼうけ

待ちぼうけ、待ちぼうけ。ある日、せっせと、野良かせぎ、そこへ兎が飛んで出て、ころり、ころげた 木のねっこ。

 北原白秋作詞。山田耕筰作曲。大正13年に刊行された『満州唱歌集』に発表されたのが最初だそうです。その後、戦後の検定教科書に復活し、音楽の共通教材に指定されることなどによりおなじみの唱歌となりました。なにより、昔物語性を帯びた歌詞が愛されて親しまれてきたようです。さて「鬼面人おどすような、舌を咬むような、なにを述べたいのか一向に分からないような難解な俳句は下の下である」。とありました。

       炎昼の巷に敬語謙譲語