木魚歳時記 第1334話

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みやこしよめご

 ひとめ ふため みやこし よめご いつやの むさし ななやの やつし ここのや とおや

 数え歌です。正月になると、女の子たちは、この数え歌を唄いながら追羽根つきをして遊びました。はやしことばの意味は、当時、チンプンカンプン、まったくわかりませんでした。しかし「よめご」の語感だけは、なぜか鮮烈なイメージとなって耳に焼きついています。このように、子どもの頃に耳にしたスラッグ(俗語)はたくさんあります。いまでもそれは懐かしい思い出となってよみがえってきます。

     婆ひとり雨なら雨の彼岸寺