木魚歳時記 第1326話

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痛いのは

 いらんなら桶 桶はまるい まるいは太鼓 太鼓はひびく ひびくは地震 地震はこわい こわいのはお化け お化けは青い 青いのは松葉 松葉は痛い 痛いのは げんこつ
 
 子どもの頃は、毎日、日の暮れるまで遊んでいました。仲間が、ぼくに<めんこ>をくれるというのです。ぼくは<いらん>いらない、といって断りました。すると、仲間達は上記の「尻取り歌」をはやし立て、それから、痛いのは<げんこつ>のところで、ぼくをゴツンとやりました。ゴツンは痛かったけれども、温かみがあって、いたわりがあって、なんともいい気分でした。そんな、こどもの頃の仲間が、だんだんと少なくなります・・

     春雷の一喝雲助退散す