木魚歳時記 第1072話

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過去の栄光を捨てれば新しい歩みが始まる (石川 洋)

 「人は決して倖(しあわ)せを避けて通る者ではない。花を見ないで道を通ることはできない。」(室生犀星
 ぼくは「人類は麺類」。こんな看板を見ると無性に嬉しくなってしまうタイプです。夏目漱石は『我輩は猫である』の中で「何といっても蕎麦にかぎるよ。うどんなんざぁ、君、馬子が食うもんだ。蕎麦は喉(のど)で食うもんだ、そういって一気に飲み込んだのはいいが、息がつまったのか山葵(わさび)がききすぎたのか、その目から涙がひとすじ流れ出た・・」とのたまっています。漱石はよほど蕎麦がお好きだったのでしょう。ぼくは関西風「うろん」が好きです。

     草虱つけて皇宮護衛官