底ひかるただの人になりたい (石川 洋)
このホームページで「愚者の自覚」という浄土宗の標語が気にかかるとといいました。誤解があってはいけませんのでそのことに触れておきます。
気にかかるとは「愚者の自覚」というキャッチフレーズが現代社会のとりわけ若い人たちにすんなりと受け入れられるかどうか? そのことが気にかかるという意味で申しあげました。
インド独立の父といわれたマハトマ・ガンジーは「真理をもとめる者は、塵(ちり)にさえ踏みつけられるほど謙虚(けんきょ)であらねばならない」と申されました。つまり「愚者の自覚」とは、そのようは謙虚(けんきょ)な懺悔(さんげ)・反省から生まれる態度なのでありましょう。