木魚歳時記 第908話

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一日の後れは十日の遅れ

 「明日には明日の風が吹く」((『風と共に去りぬ』)ではありませんが、ぼくもこのごろはケセラセラ、そんな気分で日々を過ごしています。かなり几帳面(きようめん)な人生を過ごしてきた反動かもしれません。
 親鸞聖人(しんらんしょうにん)のお歌に「明日ありと思う心の仇桜(あださくら) 夜半(よわ)の嵐の吹かぬものかは」とあります。今日一日が「千載の一隅」(せんざいのいちぐう)出逢いチャンスの一日となるかも?万に一つの大切な一日となるかも? そう考えますとやはり、今日なすべきことを明日に延ばしてはいけないようです。

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