木魚歳時記 第780話

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 小雪さんへ「スケベに<こだわる>ると、煩悩(ぼんのう)に成長するんやて。煩悩(ぼんのう)は百八もあるんやて、ぼくは一つだけや・・」。ほんまやろか?

    「心にくもりなきときは

        多くの言葉を必用としない」(石川 洋)

 「爺い、その一つはなんですか?」と、小雪さん。「俳句もどきや。この<もどき>が取れへん。ほいで悩んでるねん」と、ボク。そうです。ボクは良い俳句を作ろうと<こね>回して駄目にしてしまいます。けど、パンの生地かて<こね>るから美味しくなるんやろ?ふ~ん<こねる>のと推敲(すいこう)は違うんや?これを大黒さんにグチったところ「あんたそれでも坊さんか?もっと外にすることあるやろが!」。と、しばかれた。痛いなぁ、もう。

     三代の謎を秘めたる雛の家