木魚歳時記 第763話

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 七十年。不浄(ふじょう)とはいえないが、小人的<わがまま>に固執(こしゅう)してきました。家族や周囲を困らせてきました。もうしわけないことでした。
   
     「病身は不浄より来る」(大乗の十来)7

 仲のよい夫婦がいた。ところが、夫がいつも地下の水瓶(みずがめ)を覗きに行くので、不審(ふしん)に思った妻が、こっそり覘(のぞ)いてみると中に美人が潜んでいた。なじられた夫が覚えがないので、夫も、あらためて地下の瓶)(かめ)を覘いてみると・・なんと若い男が隠れているではないか。そこで夫婦はいさかいとなり分かれ話となってしまった。なんのことはない水瓶(みずがめ)に写る自分たちの姿を、お互いに勘違いしていたのだ。

     をんどりの爪の痛さや下萌ゆる