木魚歳時記 第485話

f:id:mokugyo-sin:20131223100801j:plain

 悲しい知らせ。夜、インコのぴーちゃんが亡くなりました。今日は飼主も会社を休んで、手の中で暖めていましたが、だんだん冷たく、動かなくなっていきました。飼主は子供の頃から十姉妹・文鳥・セキセイインコ・オカメインコと、ずーっと小鳥を飼い続けているので、お星様になった子たちは数知れず。でもでも、やっぱり悲しくて、涙が止まりません。(ごんママ)

 経典に「事おわれば化し去り、時いたればまた現ず」とあります。「必用とすれば現れ、満足すれば消え去る」という意味です。誰もが平等に、欲しいものが手に入り、しかも、ストック(抱え込む)ことができない、いや、その必用がない! これほどの「平等社会」があるでしょうか?「欲望→執着→苦」このパターンに悩むわたしたちにとって、それが存在しない究極の平和社会、それが「極楽浄土」(ごくらくじょうど)なのです。

   天辺に夕日差し出す木守柿