木魚歳時記 第480話

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 あぁ、難儀したわあ・・・『木魚の歳時記』をプリントアウトしたのよ、どうやってもなかなかで、たいへんやった。けど、やっと出来ました。A4に収めるのに苦労したわぁ、これで永久保存)で~す。木魚さんもしてますか ?(おさる)

 おさるさんて凄いなあ ! お袈裟の話をしたので、「衣」(ころも)のことも・・・インドと違い、中国や日本では、「三衣」(大衣・上衣・下衣)だけでは寒さがしのげないので、さらにその下に「衣」(ころも)を着るようになりました。すなわち、袖と衿(えり)の着いた「衫褊」(へんざん)という上着と、「裙」(くん)という腰ごろも(スカート)です。中国唐の時代に、この上下が縫い合わさってできたのが「直綴」(じきとつ)という、今、僧侶が着用する衣の原型です。宗派において異なるようですが、衣の色は「僧階」(そうかい)といって、僧侶の位を示しますが、法然上人は生涯を黒衣で過ごされました。衣の色にこだはることはありません。

     秋さやか涎繰りたる盲導犬