木魚歳時記 第481話

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 白川に懸かる行者橋にて。延暦寺比叡山)の回峰行をする行者さんが渡る小橋、ここに来るまでに、川に鴨がたくさんいて、近所の人がエサをあげていました。ごんちゃん、ぼくも「食べたる!」と飛びかかるポーズ。止めるのに一苦労。(ごんママ)

 珠数(じゅず)とは、糸や紐に玉石,種子,香木の小玉を連ねて環にした仏具です。念仏や陀羅尼(だらに)の回数を数えたり,仏を礼拝するとき、僧俗を問はず用いられます。数珠の基本型は108珠です。これは、百八の煩悩にも動じない心をあらわすと説かれます。各宗派において多少の違いはありますが、おおむね、一連と二連に分かれます。数珠は仏具ですから、数珠そのものをありがたい感じるのでなく、たとえ、質素なものでも「仏を想い仏に礼拝する気持ち」を忘れないために、常に身に着けることがより大切でしょう。

     天辺に渋の抜けたる坊主柿