木魚歳時記 第477話

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 韓国では彼岸花のことを『サンチョ』(相思華)と呼ぶ そうです。時間的に、花と葉を同時に見れないので「花は葉を思い、葉は花を思う」という意味だそうです。昨日は『ボストン美術館の巨匠たち』みてきました。とても良かったわあ・・・今日はお寺に行きます。(おさる)

 「花は葉を思い、葉は花を思う」。いい言葉ですね。仏教の真髄「持ちつ持たれつ」(共存)を韓国の人たちも感じるのでしょうか?さて、お「袈裟」(けさ)のことです。中国や日本では「衣」(ころも)の上にお袈裟をつけます。それはたぶん気候の関係かと思います。また「袈裟がけ」の言葉があるように、お袈裟のつけ方は、長方形の<布>であるお袈裟を、左の肩から右の脇に掛けます。儀式用の袈裟は、大型(九条・五条)であり、金襴・極彩色をしています。しかし、もとは喜捨(托鉢)で得た<布>を継ぎ合わせ一枚の袈裟としたのですから、「糞掃衣」(ふんぞうえ)の呼び名もあるように、褐色や鼠色のくすんだ色が本来です。

     いかにせむ触るればこぼる乱れ萩