老萩の 翳に無明の こむらさき
イギリスの風刺漫画雑誌「パンチ」(Punch)に掲載され、評判となった寓意・風刺・滑稽の効いたマンガを称してポンチ絵といいます。大正・昭和の初期には、日本でもポンチ絵が流行したようです。さて、俳句にも諧謔(かいぎゃく)があり、また、俳句の親類に川柳があります。ぼくの廃句はどうしても川柳ぽくなります。 「叩かれて 昼の蚊を吐く 木魚かな」(漱石)
「啓蟄や 石に抱きつく 浮気虫」(木魚)
(文芸作品と小学生作文との違い歴然)
「朝だせば 夕方さやか すくわれん」(某サラリーマン)
「面影の ポンチムキンポ 麦畑」(木魚)
(川柳秀作とむきむき駄作の落差)
性懲りもなく廃句を続けています。