木魚歳時記 第97話

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白魚の への字くの字に 四畳半

広島に△□○という会社があります。けったいな?画数から<みよまる>と読むそうです。命名の理由は、会社の外は屋根(△)、窓(□)、顔(○)がいっぱい…会社と地域の「共存」を考えておられるのです。

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 かぎりない多角形は円形となる。インドで発想された「ゼロ」(○)の思想は西洋幾何学を生み、東洋の「四大種」(地・水・風・火)の思想を生みました。
 禅の寺院で「円相」(まる)を見ますが、あれは、森羅万象(宇宙)を示す?「大円鏡智」(仏の持つ四智)を顕す?と云われます。また「角が取れるように」の意味もあるのでしょう。それに、インドの達摩(だるま)大師は禅宗の開祖ですから、達摩(だるま)さんや「円相」が描かれて当然かもしれません。
 「法」(ダルマ)とは、古代インド語(サンスクリット)で、物事の<法則>という意味です。転じて、お釈迦さま教え「仏法」(ぶっぽう)の意味となります。