木魚歳時記 第3623話

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 せっかくだからともかく一度面会のうえでと、そうして最後にこの少年を一見して、「教えるは学ぶとやら、わしは後生から学ぶ気でしばらく一しょにやってみましょう」というのであった。
(佐藤春夫『極楽から来た』)324

       剃刀の喉もとあたり鱧の皮

 「ボクの細道]好きな俳句(1374) 前田普羅さん。「新涼や豆腐驚く唐辛子」(普羅) 唐辛子は、当然、豆腐を美味しく食するためのいわゆる「薬味」(やくみ)です。その薬味の唐辛子の辛(から)さに豆腐自身が驚いたいうのです。この自由な発想の転換には脱帽です。