木魚歳時記

画像・文章の転載はご遠慮下さい

木魚歳時記 第3237話

f:id:mokugyo-sin:20171104064255j:plain

 「今日のことば」
    血の池は
    もう暗(やみ)の底に
    針の山は
    ぼんやり光っています。
    犍陀多は思いました
    「しめた」
    地獄から抜け出せる。
    (芥川竜之介『蜘蛛の糸』)抄17

 「ボクの細道」好きな俳句(988) 桂 信子さん。「からうじて鶯餅のかたちせる」(信子) 「鶯餅」(うぐいすもち)を、自身の比喩として用いられたのでしょうか? それはともかく、美しい色と形をした鶯餅も、やがて、色あせ形のくずれる時はやってくるでしょう。仏教が説く「諸行無常」(しょぎょうむじょうは)はこの世の真理ですから。

       結末は風のうはさや赤のまま