木魚歳時記第4911話 

 「但し、三心四修(さんじんししゅう)など申す事の候は決定(けつじょう)して南無阿弥陀仏にて往生するぞと思う中(うち)に籠(こもり)り候なり、此外(このほか)に奥深き事と存ぜば二尊のあわれみにはずれ本願に洩れ候うべし、念仏を信ぜん人はたて一代の法をおくよく学すとも、一文不知(いちもんふち)の愚鈍(ぐどん)の身になして尼入道(あまにゅうどう)の無智のともがらにおなじうして智者のふるまいを せず一向に念仏すべし、云々」
(佐藤春夫 付録章『一枚起請文』)

        夕焼の中に父母在しける

 「夕焼」は夏季となります。自身が高齢者でありながら、しかし、高齢者だからこそ! こうした感傷句も詠みたくなる? なんて、あい変わらず「唯我独尊」の性癖は治りません! まっ、楽しく暮らしています(笑)。