総じて東国の兵は、将はもとより卒にまでが騎兵で、この点、平氏がはじめは将のみが騎して卒が歩であったのに対比して、その機動力に多大の相違があり、やがて勝敗を決定する原因の一つとなったものであるが、佐久の平野は古来名馬の産地であり、望月氏は信濃牧監(もくげん)として官の牧場を管理する国司格の家であったから、馬には事欠かず、義仲に従う者は将卒ともに優秀な馬匹を持ち、少年から馬に慣れて巧妙な騎手であった。
(佐藤春夫『極楽から来た』)1122
山々を半金色に黄砂降る
「ボクの細道]好きな俳句(2212) 松本たかしさん。「枯菊と言い捨てんには情あり」(たかし) 清楚に咲くからこそ果てるときにあはれが残る。枯れたのだからしかたがない! そう云って見捨てるのは残酷すぎます。
おシャカさまは
良いこといっていますよ
苦しむことは楽しむこと、
楽しむことは苦しむこと
(棟方 志功)