一般にその時代の縉紳家(役人を出す知識階級の家)の子弟は早熟早老の傾向があったもので『源氏物語』などのは物語の誇張か、もっと極端であるが、十二、三歳で異性を知るようなのは普通であったらしい。実朝なども十歳以前に詠歌も一通りには熟達していたし、十三歳ごろには妻女の選定をも自分でしたといわれている。武家の少年が十二、三歳でよく一軍を指揮したのは人の知るとおりである。
(佐藤春夫『極楽から来た』)498
マーガレットとても陽気な外国人
「ボクの細道]好きな俳句(1561) 石原八束さん。「花に寝て散りくる花を雪崩とも」(八束) さくら雪吹の真ん中で、大の字になると、まるで、飛花落花が雪崩(なだれ)のように押し寄せてくる・・なんとも絢爛豪華な昼寝であります。最近は、花見の席を確保するような風景が少なくなりました?
鳩(はと)5 こっちの一羽が、異郷の空から、一通の手紙を持って帰って来て、さながら遠く離れた女の友の思いのように飛んでくるにしても(ああ、これこそ一つの証拠!)