「今日のことば」
(狐の幻燈会)
狐こんこん狐の子、
去年狐のこん助が
焼いた魚を取ろうとし
おしりに火がつき
きゃんきゃんきゃん。
(宮沢賢治「雪渡り」)17 おわり
「ボクの細道」好きな俳句(908) 高田風人子さん。「年老いし蟻を見掛けしことのなし」(風人子) なるほど、蟻とか、蟻の列を見て、蟻の年齢など考えたことはありません。いわれてみると、年老いた蟻とか疲れた蟻を見かけたことはありません。(巣の)外に出る蟻は「働き蟻」だからでしょうか? それはともかく、こうしたことに視点が及ぶのは、すでに俳人として非凡なのでしょう。
打つときの心は地獄ごきかぶり