木魚歳時記 第2619話

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 (二種の観察) 師(ブッダ)は修行僧に説かれた「『諸々の従属の中に大きな危険がある』と、この禍(わざわい)を知って、修行僧は、従属することなく、よく気をつけて、遍歴すべきである。」(スッタニパータ)

 「ボクの細道]好きな俳句(383) 石田波郷さん。「霜柱俳句は切字響きけり」(波郷) 波郷(はきょう)さんの俳句は好きです。すっきりとした「ことば」の配列のなかに、心に響く「何か」が伝わるからです。「六月の女すわれる荒筵」「吹き起こる秋風鶴をあゆましむ」「新聞を大きくひらき葡萄食ふ」「すゞかけもそらもすがしき更衣」「初蝶やわが三十の袖袂」「草負うて男もどりぬ星祭」などなど。いずれも波郷さんの作品ですが、いいですよねえ。

        いつまでもそのままがいい三十三才  

                鷦鷯(みそさざい)= 三十三才(みそさざい)