木魚歳時記 第2430話

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 (セ-ラ) 師(ブッダ)は答えた「セーラよ。清らかな行いが、みごとに説かれている。それは目(ま)のあたり、即時に果報をもたらす。怠ることなく道を学ぶ人が、出家(しゅっけ)して(清らかな行いを修めるのは)空(むな)しくはない。」(スッタニパータ)

 [ボクの細道]好きな俳句(201) 鳴門奈菜さん。「たましいに猫の足あと青水無月」(奈菜) 猫はなぜか仏壇の裏が好きなようです。お盆のご回向(えこう)に参上すると、読経の最中に、お仏壇のうしろから猫が飛び出して仰天したことがあります。さて「たましい」とあります。愛していた猫が死んだ。「たましい(心)」が悲しくてどうしようもない。これがフツーの解釈でしょう。ところで、別の解釈は「ふと見ると、お仏壇(たましい)に猫の足跡がくっきりと(汗)」。そのような解釈はムリでしょうか?

         脱ぎし靴ごろごろとあり草いきれ