木魚歳時記 第2102話
(カッサバ仏は答える)「魚肉・獣肉(を食わないこと)も、断食も、裸体も、剃髪(ていはつ)も、結髪も、塵垢(ちりあか)にまみれることも、火神への供養に努めることも、あるいはまた世の中でなされるような、不死を得るための苦行も、(ヴェーダ)の呪文も、供儀(くぎ)も、祭祀(さいしき)も、季節の荒行も、それらの疑念を超えていなければ、その人を清めることができない。」(スッタニパータ)
さて、繰り返すようですが、この「利他」の行い、すなわち、「菩薩道」(ぼさつどう)を修行の目的として実践する修行者(菩薩)が登場するのが大乗仏教の大きな特色となります。