木魚歳時記 第2094話
(ティッサはいう)「梵天(ぼんてん)の親族(バラモン)であるあなたは、おいしく料理された鳥肉とともに米飯を味わって食べながら、しかも、わたくしは(なまぐさ)を許さないと称している。カッサバよ、わたくし(ティッサ)はあなた(カッサバ)にこの意味を尋ねます。あなたのいう(なまぐさ)とはどんなものですか。」(スッタニパータ)
さてそこで、革新派と称する大乗仏教を推進人々の主張とは何でしょうか? それは、伝統派の長老たちが尊重した「自利」(自らの覚りを求める)の行為と共に「利他」(他人をも覚りに至らしめる)の行為を加えたことにあります。