木魚歳時記 第1753話

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 だるま寺 

 立つたり、寝たり、あお向け、うつぶせなどなど、一万数千体の、達磨大師(だるまだいし)像が、寺のあちらこちらに坐ってござる。法輪寺(ほうりんじ)先代の後藤伊山和尚が「失敗しても起き上がれ」「失意の人はみんな来い」インド、中国、日本のダルマを集め始めてから、法輪寺(ほうりんじ)は「だるま寺」と呼ばれるようになったそうな。なるほど、門前に「三国随一 だるま寺」の石柱が立っている。また、伊山和尚はだるま精神に通じる、少林寺拳法(しょうりんじけんぽう)の道場も開かれたそうじゃ。〈法輪寺:下立売御前西入る 〉

  あたたかや鳩がすうすう鳴いてゐる