木魚歳時記 第1672話

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   暗黒の関東平野に火事一つ   金子兜太

 兜太さんの作品は幾度かご紹介しました。ぼくは兜太さんを、写真とか、俳句作品とか、俳論とか、座談収録とかで知るだけです。しかし、いつも、そのバイタリティーには圧倒されます。尊敬をしています。さて「俳句は脳味噌に浮かんだことを書くもの。だから作者の精神の記録となる」(八木健)の言葉と出会いました。ぼくも「脳味噌にひびく」ような俳句をめざして余日を過ごすつもりです。

      山椒魚齢百歳大往生