木魚歳時記 第1363話

f:id:mokugyo-sin:20140107135103j:plain

かなりや

唄を忘れた金糸雀は 後ろの山に 棄てましょか いえ、いえ、それはなりませぬ

 西条八十作詞。これは、鈴木三重吉が主宰した童謡運動の第一号作品だそうです。それにしても、わらべ唄、童謡、唱歌にしても怖いことばの登場するのには驚きます。さて「俳句では、説明はいりません、といわれます。説明は感動を壊すことになるからです。それではどうすれば?情景や物をそのまま読者に提供することです。そのことで、作者と読者は感動を共有でき、読者が作者の感動を追体験できる」。とありました。

     亀の子のつるりころりんさかとんぼり