木魚歳時記 第1354話

f:id:mokugyo-sin:20140107134458j:plain

しゃぼん玉

 しゃぼん玉 とんだ 屋根までとんだ 屋根までとんで こわれて消えた (中略) 風 風 吹くな しゃぼん玉 とばそ

 野口雨情作詞のあまりにも有名な歌詞です。二歳で亡くした雨情の娘のことを歌った歌詞として知られています。しゃぼん玉が、せめて、軒のところまで上がるまで(体力がつくまで)、風よ吹かないでくれ(病気よ進まないでくれ)、そうした親の気持ちが、切々と伝わってきます。さて、俳句作品の選句の基準は、一つの定義があるわけではありません。選者がその作品を一読して、感銘を受けるかうけないか。選者によりそれはさまざまです。

      かわせみのじやぼりと落ちてすぐあがる