木魚歳時記 第1271話

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数え歌

 「まるたけえべすに(丸太町・竹屋町・夷川・二条) おしおいけ(押小路・御池) あねさんろっかくたこにしき(姉小路・六角・蛸薬師・錦) しあやぶったか(四条・綾小路・仏光寺・高辻) まつまんごじょう(松原・万寿寺・五条) せったちゃらちゃらうおのたな(魚の棚) ろくじょうさんてつとおりすぎ(六条・三哲) ひっちょうこえればはっくじょう(七条・八条・九条) じゅうじょうとうじでとどめさす(十条・東寺)」
 京の南北の通りの名を唄った京の「数え歌」であります。この数え歌に登場する、京都の南北の通りの名称について、その由来などを考えてみましょう。そこから、平安京の時代より受け継がれてきた、京のくらしの一端が浮かび上がるやも知れません。

     宿六も神も仏も煤払