得がたきは時 会い難きは友
謡曲(ようきょく)「西行桜」(さいぎょうさくら)の一節に、こんなことばがあります。「よい機会はなかなかとらえがたく、よき友にはなかなか出会えない」。
また、釈迦(しゃか)の残されたことばにはこんなのもあります。「過ぎ去れるを追うことなかれ いまだ来たらざるを思ふことなかれ ただ今日まさになすべきことを熱心になせ たれか明日死のあることを知らんや」(増谷文雄『仏陀のことば』)。さらに、主婦の詩に「愛をこめて 息子を抱きしめよう 思い方をちよっぴり変えただけなのに すがすがしい朝に変身した 永遠の時の流れのなかで 煌(きらめき)の時間をつかまえた」とあります。